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空き家活用で猫多頭飼育プラン/猫1匹、賃料2千円アップ/ネコ不動産

空き家活用で猫多頭飼育プラン/猫1匹、賃料2千円アップ/ネコ不動産

  • 2025.08.25
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猫可賃貸に特化した賃貸管理プラン

 ネコ不動産(熊本市南区、鶴上万里生代表取締役)は、猫可賃貸に特化した賃貸管理プラン「プレミにゃむプラン」の提供を開始した。空き家を多頭飼育対応型の賃貸物件として活用し、原状回復費用を原則同社が負担する仕組みを取り入れることで、空室対策と収益性向上を両立させる。
 同プランは、実家を相続したが空き家の活用方法に悩む所有者などが対象。不動産オーナーに対しては「原状回復費用の原則同社負担」「猫の多頭飼育対応」「賃料加算による収益性の向上」を特徴とした管理モデルを提供する。管理費は家賃の10%で、相場の約5%より高いが、退去時の原状回復費用は同社が負担するもの。猫1匹ごとに月額賃料を2000円加算し、修繕費に充てる仕組みとしている。
 一般的な賃貸住宅では猫の多頭飼育ができる物件は少なく、ペット可でも小型犬限定や猫2匹までといった制限が多い。ネコ不動産の調査では、猫を3匹以上飼育する世帯が全体の約4割を占め、多頭飼育可能な住宅需要の高さが示されている。
 家賃6万円の物件で比較すると、通常管理費5%ではオーナーの手取りは5万7000円だが、同プランで猫2匹を飼育する入居者がいた場合は賃料が6万4000円となり、管理費10%を差し引いても5万7600円が残る。退去時の修繕費負担が不要なことも加わり、オーナーの収益性は維持または向上するとしている。
 原状回復費の負担割合は入居年数に応じて変動し、5年以上入居した場合は入居者の費用負担が完全にゼロとなる。長期入居を促すことで空室リスクの軽減を図る。
 入居希望者には猫の避妊去勢手術の実施を確認し、適正飼養を推進する仕組みも導入した。
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