不動産流通特集／総合地所／環境・健康志向型、低層で最高ブランド

　低層マンションは、地域と調和した静かな住環境を提供し、コミュニティ形成にも寄与する。階数が少なくエレベーターに依存しない生活動線は、高齢者や子育て世帯に適し、構造的安定性が高く災害時の避難も容易で安心感がある。第一種低層住居専用地域に立地する物件を合わせて紹介する。

　総合地所は、東京都練馬区の新築分譲マンション「ルネグラン上石神井」（１０６戸）が10月６日時点で第１期販売25戸を完売したと発表した。「ルネシリーズ」最高峰ブランド「ルネグラン」の首都圏第１号物件だ。
　同物件は西武新宿線上石神井駅徒歩５分の第一種低層住居専用地域に立地する鉄筋コンクリート造地上４階建て。厚肉床壁構造による梁・柱の少ない住空間と２・３㍍超のハイサッシ、全熱交換型換気システムを備える。花粉やＰＭ２・５の侵入を防ぎつつ温湿度を一定に保つほか、将来的なリフォームを容易にする設計を採用。健康志向の居住空間を形成している。
　７５００㎡超の敷地には、医師監修の中庭「五感の森」（約１０００㎡）を配置。森林浴を楽しめる空間として「ＡＢＩＮＣ認証」を取得し、自然共生型マンションの象徴的存在。
　１ＬＤＫ＋Ｓ（58㎡）～４ＬＤＫ（91㎡）の79タイプを展開し、可動収納ユニット「ＵＧＯＣＬＯ」シリーズを75戸に導入。生活の変化に応じた空間調整を可能とした。
　理事会を設けない外部管理者方式「ｓｍｏｏｔｈ―ｅ（スムージー）」での、デジタル化による管理効率を向上。環境配慮型「Ｈ―ＢＡコンクリート」を使用してＣＯ２排出量を削減し、「低炭素建築物認定」と「ＺＥＨ―Ｍオリエンテッド」認証を取得。永住を見据えた高品質・省エネ型の邸宅として評価を高めている。