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融資額1・2億円に引き上げ/若年層、35年超の長期ローン最多/住金機構がローン市場でセミナー開く

融資額1・2億円に引き上げ/若年層、35年超の長期ローン最多/住金機構がローン市場でセミナー開く

  • 2026.03.30
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 住宅金融支援機構は、住宅ローン市場の動向に関するプレスセミナーを開いた。住宅価格の高騰と金利先高感の強まりを受け、4月から「フラット35」の融資限度額を現行の8000万円から1億2000万円に引き上げるなどの制度改正を行う。
 セミナーで紹介した「住宅ローン利用者調査(2026年1月)」によると、利用した金利タイプは「変動型」が75・0%と依然として高いものの、前回調査比では4・0ポイント減少した。「固定期間選択型」は14・9%(2・7ポイント増)、「全期間固定型」は10・1%(1・3ポイント増)と、固定系へのシフトが見られる。
 今後1年間の金利見通しについては、全体の73・7%が「上昇する」と回答。前回から8・0ポイント増加し、市場に警戒感が浸透している。その一方で、金利上昇時の返済ルール等への理解度に不安を感じている層が約4割から5割に達し、実務上の課題も浮き彫りとなった。
 「24年度フラット35利用者調査」では、住宅取得コストの上昇が鮮明となった。融資区分別の所要資金はマンションが5592万円と最も高く、土地付き注文住宅などが続く。返済期間については、20~29歳の若年層で「35年超」の利用が43・3%と最多となった。借入額の増大に伴い、返済期間を延ばして毎月の負担を抑える傾向が強まっている。
 こうした環境変化を受け、機構は3月から4月にかけて大幅な制度改正を実施する。4月からは融資限度額を1億2000万円へ引き上げるほか、一戸建ての床面積基準を従来の70㎡以上から50㎡以上へ緩和し、多様なライフスタイルに対応する。また、子育て世帯等の借換融資でも金利を引き下げる「フラット35子育てプラス」を適用可能とする。3月以降は借入期間の基準年数を35年から40年へ延長し、住宅取得を検討する層への支援を一段と強化していく。
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