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「売買契約書」を共通化/業界4団体が歴史的合意/不動産流通「取引の標準化」加速/27年4月運用開始へ

「売買契約書」を共通化/業界4団体が歴史的合意/不動産流通「取引の標準化」加速/27年4月運用開始へ

  • 2026.05.18
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4団体共通書式

不動産取引DX支援ツール「物件調査編」イメージ図

 全日本不動産協会(中村裕昌理事長)、全国宅地建物取引業協会連合会(坂本久会長)、不動産流通経営協会(遠藤靖理事長)、全国住宅産業協会(肥田幸春会長)の不動産業界4団体は5月11日、不動産売買契約書等の書式を共通化することで合意した。これまで業界内では、所属する団体ごとに異なる書式で運用され、実務者にとっても消費者にとっても、条文構成の微妙な食い違いが、現場の解釈に迷いを生んでいた。この合意は「業界標準」の確立に向けた第一歩でもある。

 今回の動きの決定打となったのは、国土交通省が2019年に策定した「不動産業ビジョン2030」だという。令和時代に入って不動産取引の高度化・効率化が求められる中、書式の共通化は避けて通れない課題だった。
 これまで独自の書式を持たなかった全国住宅産業協会が、既存の3団体の枠組みに加わり参画したことで、大手から中小、開発から仲介に至るまで、文字どおり「全国の宅建業者の大半」が同じ土俵で契約書を交わす体制が整うことになる。
 共通化の対象は広範にわたる。土地、土地建物、区分所有建物、借地権関係に至るまで、3つのカテゴリー「一般売主用」「売主宅建業者用」「消費者契約用」に分類された全25種類の売買契約書が対象となる。
 また、契約書本体のほか「物件状況報告書(告知書)」「付帯設備表」「重要事項説明書」も共通化の検討対象となっている。
■今後のスケジュール
 具体的な今後のスケジュールは次のとおり。26年度上半期には物件状況報告書等の共通案を策定する。その後、年度内には共通化した不動産売買契約書や関連書式の詳細な「解説書」の発刊と、会員への周知・システム構築を完了させる。そして、27年4月から、共通化した不動産売買契約書の運用が開始予定だ。
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